いぬ

シェイプ・オブ・ウォーターのいぬのレビュー・感想・評価

4.7
この作品におけるエロティシズムとむごい表現には賛否両論あるが、これらはこの作品の本質である生物の逃れられない欲望と醜さ、そして孤独を描くのには必要不可欠である。
終始陰鬱とした雰囲気であるが、それ故に得体のしれない生き物と女性との愛がよりロマンチックに感じられる。
むごい人間の性とノスタルジックな美しさ、切ないながらも甘やかな愛。
素敵という言葉がふさわしい作品。
いぬ

いぬ