このレビューはネタバレを含みます
本当には有り得ないと思えるぐらいにドラマティックで、でも一番飾っていない人間心をうまく現している作品でした。
せつことルーシーの境目はどこなのか?どちらが本当の彼女なのかを問い続けていました。せつこという人は周りが作ったような人間で、それに比べてルーシーはジョンが作った人間なのに一番人間の欲や恨みを持っている人物。お姉さんはせつことしてしか彼女を見れず、ジョンはルーシーとしてしか見れない。どちらも100%の彼女を理解できない。それに比べてトムは彼女を両方の名で呼ぶところが良かったです。彼はどちらの顔を付けていようと名のない心の奥にいる彼女を知りたがっているのが伝わってきました。
そして、この映画でのハグの意味。とても素敵に使われていたと思います。A hug can be healing, a sense of belonging, or a sign of desperation. The action of hugging varied throughout the entire movie, each of it holding so much meaning on its own.
この映画から学んだことは人は一人で生きようとするとどれほど惨めで切ない生き物かということ。
Overall a beautiful yet disheartening depiction of a complex yet incredibly simple character.