たつ

彼女の人生は間違いじゃないのたつのレビュー・感想・評価

3.7
胸を締め付けられる虚無感と切なさ。
東京と福島を舞台にした群像劇。
盛り上がる部分などは特にないが、
日常を切り取った画が非常にリアルで観ていられる。

仕事やプライベート
こうしたいけど上手くいかない。
こんなはずじゃなかった。
何がしたいかわからない。
生きにくいことってこの世の中に沢山あると思うけど、登場人物一人ひとりが、
もがきながらも答えを模索して、
真っ直ぐにぶつかっていく姿をしっかりと描くことで、観ている側は前向きな気持ちになれる気がする。
少なくとも僕は「明日からも頑張ろう」
そんな気持ちになれた。

皆さんも書いているが
「彼女の人生は間違いじゃない」というタイトルが最後の最後でビシッとハマる。
終始くらい雰囲気が続く作品だけど希望に溢れてる気がする。
たつ

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