おたしん

ブルックリンの片隅でのおたしんのレビュー・感想・評価

ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)
3.2
葛藤という単語をタイトルにしてもいいんじゃないかというほどのモヤモヤ感が漂う。

周りの目を気にしすぎて自分すらも信じられない年頃。
気づき始めてるのに何故惹かれているのか分からずに謎の苛立ちがあったりしたのかな。

そんな人はたくさんいるだろうし本作を見て自分も同じなんじゃないかと感じた人もいたのではないかと思う。

彼らからすると思いやりがなく芳しくない感じ方をされるだろうけど個人的にはquestionやcuriousな人たちに興奮を覚える。
生物的にコントロールできない性と認めきれない葛藤ってのが官能的ではないでしょうか。

そしてこれは男女関わらずだけど準備として体を部分的に整えてく姿は愛おしいね。
もちろんベッドシーンは美しい。

暗くて静かだけど全体的に雰囲気は好きだったかな。
でもラストのやり方は許せない。
自分も片足突っ込んでんだから分かるだろ。
相手の気持ち考えろよ。
LGBTQとかの問題じゃなくて人間として酷い行いだわ。
連れの男たちが低脳だったんだろうけど流されたのも同罪です。

性に悩む奴なんて大勢いるんだからみんなで悩めばいいじゃん。
それのせいで人生崩れてくのもったいないよ。

最後に見た花火はどう感じたかな。
最初に見たときと同じ感想は言えないだろうね。
大人になっていこう。

ハリスディキンソンは良い意味で一般的な青年って感じが好印象でした。
もちろんイケメンだけどちょっとあどけなくて丁度いいね。
これからチェックしていきます。

てかまじで外人って坊主しがちだよね。
刈るなよ。
おたしん

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