Yuya

約束の地、メンフィス テイク・ミー・トゥー・ザ・リバーのYuyaのレビュー・感想・評価

5.0
All the way from Memphis !

この飢えと渇きを満たす術はない…
たぶん きっと おそらくは
死ぬまでに あと100回は観るだろう
でもって それでも理解のないまま
死んでゆくんだろうなぁ
MemphisのBluesやSoulってのをさ
Beatles Stones Dylanから入って
全然わかんないからこそ
今日まで聴き続けてきたし
掘り下げまくって 掘り下げ続けて
明日からも聴き込んじゃうわけでさ
この終わりなき旅もまた
Memphisから始まって
Memphisに辿り着いているんだろうか…

Memphis music legends mentor
the next generation.
いやいやいや 色々“過ぎ”てんのよ
レジェンド過ぎだし そのレジェンドの参加も多過ぎて…
語り尽くそうと思ったら 卒論一編余裕でいけるし
一晩どころか 不眠不休で一週間でも足らねーよ!
ま そいつはデルタ仲間と語らうとしても
作り手の経緯がハンパないっ!
“継がれて”きたコト “継いで”ゆくコト
血が 息吹が 生き様が 信念が そして音楽が
どっかの一世代だけが作るものではなく
ましてや 誰かひとりの為のものでは決してない
脈々と流れてゆく大河であるということが
一瞬一瞬の魔法でもって 見事に立証されている

ブッカーT.ジョーンズ メイヴィス・ステイプル
今は亡きボビー・ブランドやスキップ・ピッツら巨匠が
現役バリバリに若造に教授してゆくカッコ良さ
コツとか真髄とかを全然出し惜しみしねーし
そのシゴキに 喜んで応えまくる
若手ミュージシャンの謙虚さもまたいい

かのスタックス・レコードの栄華と衰退や
ウィリア・ディーン・パーカーにまつわる
黒人差別や公民権運動の話を通じて
音楽が持つパワーがより強調されていた気がする
『Freedom Highway』や『Hold On, I'm Comin'』
といったワードで 泣きそうになったのは
絶対に自分だけじゃないはず…

♫Oh, Mama, can this really be the end
to be stuck inside of Mobile
with the Memphis blues again.
今日の車内BGMは
『Memphis, Tennessee』で決まりだな
Chuckのオリジナルか BeatlesかStonesか迷うところ

♫覚えたことは 自由であろうとすること
ことの始まりは 例えばそれは俺なら
 ミシシッピ デルタ ブルース
何処でもない何処からか 流れて来たのなら
何処でもない何処かへ 流れて行けばいいさ
My Rock’n’Roll
Yuya

Yuya