Akari

あゝ、荒野 後篇のAkariのネタバレレビュー・内容・結末

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

運命に従わなければいけない者、従うしか選択の余地がない者、運命に必死に抗っていく者

孤独、生と死、
肉体的な繋がり、精神的な繋がり
繋がっているようで繋がっていない
繋がり方も片方だけの思いでは成り立たない
十人十色の背景がある
それがより孤独を深めていく

新次との戦いの中で、自分の居場所を見つけてく健二
拳を交えた2人にかわからない世界
そんなことでしか繋がりを感じられない
リングの上では素直になれる

みんなどこにも行かないで、僕はここにいる
ちゃんと、ここにいる だから行かないで
行かないで 新次 僕はちゃんと立ってるから
ぼくはここにいる だから愛してほしい

繋がりを求め続けた、生きる目的が繋がりだった、でも複雑に絡まりすぎていて、簡単に繋がれなかった そんな優しい不器用な強い健二がよかった


デモ隊の後ろで高校生1人で老人を支えている 誰も見えてない、手を差し出す人もいない 未来の自由のためなら死にかけの老人は見えない みんな同じだけど汚らしい

あぁ、生きてる
1番美しい、1番汚ねえ国で、俺たちは生きてる
Akari

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