このレビューはネタバレを含みます
運命に従わなければいけない者、従うしか選択の余地がない者、運命に必死に抗っていく者
孤独、生と死、
肉体的な繋がり、精神的な繋がり
繋がっているようで繋がっていない
繋がり方も片方だけの思いでは成り立たない
十人十色の背景がある
それがより孤独を深めていく
新次との戦いの中で、自分の居場所を見つけてく健二
拳を交えた2人にかわからない世界
そんなことでしか繋がりを感じられない
リングの上では素直になれる
みんなどこにも行かないで、僕はここにいる
ちゃんと、ここにいる だから行かないで
行かないで 新次 僕はちゃんと立ってるから
ぼくはここにいる だから愛してほしい
繋がりを求め続けた、生きる目的が繋がりだった、でも複雑に絡まりすぎていて、簡単に繋がれなかった そんな優しい不器用な強い健二がよかった
デモ隊の後ろで高校生1人で老人を支えている 誰も見えてない、手を差し出す人もいない 未来の自由のためなら死にかけの老人は見えない みんな同じだけど汚らしい
あぁ、生きてる
1番美しい、1番汚ねえ国で、俺たちは生きてる