あゝ、荒野 後篇の作品情報・感想・評価

「あゝ、荒野 後篇」に投稿された感想・評価

nekop

nekopの感想・評価

4.5
大好きだ。まじカッケー。
こんなに集中した映画は久しぶり
ユージとの試合だいぶ長尺やったけど息止めて観てた
菅田将暉の迫力…ただのイケメンとちゃうかった!
<私的邦画三部作 急>

左巻きも右巻きも渦であることには違いない。ただ右は開放を、左は内閉のイメージを想起させる。奇しくも二人ともサウスポーではなかったけれど。

遠目には同じに見える片側の渦は人知れず逆行し、点描に帰ると、力強く右へと弧を描き始めた。新次(菅田将暉)を追うように。

宿命に抗い、狂犬のように吠え続ける強烈なエロスは周囲を圧倒し、孤高の域に達した。バリカン(ヤン・イクチュン)もその後光を拝したひとりに過ぎない。過去を追い出すために。昨日でない今日を作り出すために。

その日、リングはさながら神々しい祭壇と化す。古代の艶かしい祭りのように血や汗が飛び、生死は運命の天秤に掛けられる。司祭は二人もあれば十分だ。孤独を囲った男がたがいのそれをぶち壊すように、復讐するように殴り合う。昏睡する意識の中でエロスは死の淵をさまよい、通底する。やがてフラットな世界は姿を消し、人々の生き方が照射される。

それでも殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。死と舞踏した圧巻なエロスは無機質な社会に風穴を穿った。もっとも痛ましい形でこそ雄叫びは高く美しく響く。過日を打てぬ臆病者、気概のないお前にこの眼光は眩しかろう。
後篇もよかった!ひとくせある男同士の熱い青春がさらにヒートアップ。菅田将暉とヤンイクチュンの演技が最高だった。ボクシングに興味はないくせに、あしたのジョーは読破して感銘を受けていて、その感動に似ているかも。
ドラマ完全版で鑑賞
6話ぶっ通しで見た。菅田将暉の演技圧巻
山田裕貴との試合のシーンが凄まじい
濡れ場の必要性は疑問だが色んな要素があって面白い
後編の色々な粗をカバーできる程の勢いが最後まであったと思う。
“中途半端な死体”として生きてきた人達の物語はやはりリングの上に集約されていくんだね。

熱かった。

主演2人も素晴らしいし演じるのも大変だったろうなと思ったけど、ユースケ・サンタマリアらしい胡散臭さも最高だったね。


だんだん途中からバリカン健二がなんだか自分の友達を見てるようでモヤモヤしてきた。もちろん置かれた状況の切実さは違うしボクシングは全く関係ないけど、くすぶり続けた魂の行き場を探すのに今まで散々付き合ってきて若干疲れてきた所だった。
そういう人間臭い泥臭い文脈にはきっと周りも付き合ってくれるはず、と毎回当たり前のように思われても困ってしまう。

そういうタイミングだったこともあり、熱い展開だとは思いながらもバリカン健二の奥底からの魂の叫び(わがまま)に付き合う心の余裕が自分には無かったみたい。
zak

zakの感想・評価

3.5
運命のイタズラか…?
登場人物たちの各々の想いが錯綜する展開に、思わず世間は狭いなと感じてしまうほど…ただ前編の伏線が活かしきれていたかというと、甚だ疑問符ではありました。

青春要素は若干薄まり、性描写は相変わらずドギツイですが、ボクシングのシーンは更に白熱しており、そこの部分に関しては思わず力が入ってしまいました…!

総じて力作ではありましたが、やはり長尺の前後編に分ける意味は見出せず、主役2人のストーリーに焦点を絞って2時間ぐらいの作品に凝縮されていれば、個人的には名作になり得たと思いましたね。

ただ菅田将暉、ヤン・イクチュン両者の演技は狂気の域に達しているといっても過言ではなく素晴らしかったです!

そして壮絶なラスト…後味は苦い。
あしたのジョーを見終えた時の感覚に近いものを感じた作品でありました。
あと、ブラフマンの主題歌は好き。
はるな

はるなの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

前編は何も語らなくても
あーこう思ってるのかなとか
これを伝えたいのかなとか
わかったけど、
後半よくわかんないこと多かった

あと基本声小さくて
急に怒鳴ったり爆発したりするから
音量の設定に疲れた

山本としんじの対決の話だと思ってたから、けんじと戦うってなってびっくりした

すごくよかったと姉から聞いてたけど、
私にはまだ良さが分からなかった

よしこちゃんはなんで出てっちゃったのかな

親がくそだと
子供はグレるし、苦労する

ほんと介護の仕事大変そうだった…

やっぱ
人を産む覚悟って
ちゃんと重く責任持つことが大事
旦那選びもほんと大事

童貞だったけんじが
あんな綺麗な人と初体験できそうなのに
君とは繋がれないって断ってて
しんじと戦ってた時に
君と繋がりたいって
言ってて熱いなと思った

何かに一生懸命ってやっぱかっこいいな

吃音でも、オレオレ詐欺の過去があっても
冴えない床屋でも、
ボクシングに一生懸命で
まっすぐな2人が
とてもかっこよかった
chicoyacco

chicoyaccoの感想・評価

4.0
なんて、切ない余韻を残す映画なんだろうか。
涙。。涙。。。
後編はさらにパワー倍増。
新宿の寂しさと猥褻な前編がバックアップ。
ボクシングシーンは演技を、忘れるほどにこちらも息を飲む迫力であった。
るべノ

るべノの感想・評価

4.3
見てよかった。2人は本当に存在していそう。
熱い熱い、孤独な愛の物語。
直人

直人の感想・評価

3.5
2017年日本作品。菅田将暉/ヤン・イクチュン主演。

2時間半の前篇の後の後篇。
この作品は,ヤン・イクチュンと菅田将暉以外が演ったとしたら,とてつもなく冗長なものになってしまっていたのではないかと思う。

ヤン・イクチュン演じる建二が,とても哀しい。
それは新次についても同じ。
もっとも寄り添い合いたいふたりではあったんだが,それはボクシングでしかなし得なかったことなんだと思う。
それが,彼らにとって「つながる」ことができた唯一の手段だったんだろう。

そういう意味では,建二は幸せだったんだと思うし,そう思わないとやりきれなさしか残らない。
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