非常にもったいない。
前半と比べて構成が粗い。
前半と比べて早歩き感がある。悪く言えば巻いてる感がある。
前半と比べて更に現実離れしている。(ラストがね。)
影の存在であるバリカン健二(ヤン・イクチュン)をフォーカスするストーリーはかなり良かった。
弱者の中の更に弱者である男が渇望している物は果たしてなんなのかという問いかけ?
う〜んここはやっぱりいい。そして熱い。
時間をかけてもっと掘り下げて欲しかった。
全体として、後半の構成を後1年位煮詰めて撮影期間を後2ヶ月位+していたらとんでもない名作になっていたとは思う。
それこそ日本アカデミー賞を総なめにするくらいの。
もしくは「ウォリーアー」のラストをそのまま使っちゃえばいいのにとか思いました。
パクリとか言われようが名作を作りたい。
そういう貪欲さが韓国映画にはあるけど、邦画にはないんだよね。
非常にもったい。
高級ワイン。寝かせずすぐ開ける。
追記:今野杏南の覚悟とボディに俺ノックアウト。そしてシーンを観た時の宮本(高橋和也)のちくわの反応が気になる。