前編に続き俳優たちの感情剥き出しの演技、飛び散る汗の描写や表情は素晴らしかったです。
しかし後編は合いませんでした。
ボクシングよりも登場人物たちの内面を描いている作品ではありますが、ボクシングシーンは大振り連発にタコ殴りみたいな場面が何度もあり冷めてしまいました。
主題である内面も前編で期待させられたものが中途半端に終わり消化不良。
社会の不満や問題を訴えたいことは分かりますが、本人たちは直接関係しないデモシーンをラストの試合に被せたのにも違和感がありました。
きっと考えるのではなく心で感じる作品なのだと思いました。
