このレビューはネタバレを含みます
クリストフのターンで死ぬほど笑った。
で、家帰って色々考えて思ったことを書き直す。
・これ完全に大人向け。
・いくつかのエピソードが複層的に語られていて、一番深い話は、私は結構震えました。ディズニーはなんで今この話をしようと思ったんだろう、こわ…ってなりました。
エピソード的には、クリストフのプロポーズ、エルサの力の秘密、国の歴史の3つがメインかと(いやクリストフサブだけど)
国の歴史って「加害者の末裔としてたとえ国が滅んでも罪を償わなければならない」って話だと思うんですけど、これを子どもたちが感情移入してるはずのアナに背負わせるの怖くないですか?
ディズニーはアメリカの子供たちに「加害者の末裔」である覚悟をさせようとしてるのかな?って思ったら怖くなりました。それってつまりアメリカasNo.1の完全なる終焉ってことでしょ?どういう未来想定してんのかなって思う。
加害者の末裔として生きるって難しいよね。日本は少なくともまったくできてないわけで。国が滅んでも償えっていう姿勢をアナに取らせたのは凄い(そして残酷)って思いました。そらアナも後半無口になるわ。
・表面的には1ほどウェルメイドじゃないです。ギャグとミュージカル成分多めで話のスピードは落ちてる。
・クリストフのターンで涙出るほど笑いました。
ボラプwww
・物語の進行上、アナがキャラ変してて超偏差値が上がってた。あのセリフが言える子なら1であんなことにはならないんじゃ。
・1で残された謎が解ける!って触れ込みでしたが、それは答えにならないのでは、と思ってスッキリしなかった。歴史と親の出自は分かったけど、第五の精霊が子として産まれる理由にならなくないか?あと、エルサが精霊なら呼んだ子は誰なの…こわ…。
・一番グッと来たのはオラフの死ではなく、エルサが自分が何者かわかるシーン。こういう、アイデンティティを見つける話に弱い。モアナも旅人の末裔と悟るシーンが好き。(そう、モアナで語ったエピソードをなんでもう一度やったんだろう?から考えた)
個人的には振り切れたエルサがなぜかハッピーデスデイの主役に似てたのがツボでしたw
そういえばもう一つ思ったのが、これディズニーだからエルサが守ってくれたけど、宮崎駿だったらアレンデール木っ端微塵に吹っ飛んでる。