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アナと雪の女王2のunknownのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
4.0
2019/12/22 吹替版

2020/01/01 字幕版

自然の描き方や雪の結晶のに包まれるシーンなど絵の強さは言わずもがな、アナとエルサの心情描写を表情で伝えるというアニメでは難しいと思われることもやってのけており、やっぱりすごいなと思わされました。
また本作の魅力の一つの歌は、一作目のインパクトには及ばないものの、メインソングになっているエルサのシーンと、アナが立ち上がるシーンは曲と映像と心情が合わさった白眉なシーンです。
それからエルサを呼ぶ声と曲が合わさっていくところは、特に上がりました。
このシーンはどうやったって引き込まれますし、言ってしまえばこの二つのシーンだけで、十分に最高というわけです。

一作目と構成は似ていて、序盤にエルサの解放のシーン、後半はアナの話となっていて、一作目ではエルサの選択はなかった感じになっていないかと思っていたのですが、今作はそれを解消していました。

正直エルサがなぜ力を得たのか、辺りの設定がわかりにくいような気がしますが、水の記憶を使った物語は面白かったです。
アナ雪のカッコ良すぎない男クリストフはプリンセス映画では珍しくて一作目では中々良かったのですが、今作はさらに影が薄く、アナが傷ついた時に立ち上がらせる存在かと思えばそうではないし、橋から救うかと思えばそうでもないし、いつも来るのが遅いと思うわけですが、アナ雪の女性キャラは強いですし、3人個性的ではストーリーが散漫になって良くないのかもしれませんね。
それよりも結構見ていて辛いのがクリストフの想像の中で歌うシーン。
妄想だからいいのかもしれませんが、顔をアップにした絵作りはカッコ悪いし、歌自体も迷子だのと聞いていてこっぱずかしくなるし、正直アナとエルサがカッコよく見えるほど、この男が非常に情けなくて、ギャグなのかと思って見ていると尺は長いし、作り手があえて嫌われるように作ったのかと思うほどでした。

しかし全体を通してとても楽しめました。
お互い別々の道でも前へ進むというメッセージや、人と違うことを受け入れる話、守られるだけじゃないプリンセス映画は、今の小さい女の子にとっては非常に勇気が湧くのではないでしょうか。

その他、アナが可愛い、エルサが可愛い、でもオラフが1番可愛い。
アナの子供時代が可愛すぎ。
アナとクリストフいちゃいちゃしすぎ。
アナが元彼というシーンが今までのプリンセス映画では考えられないほどサバサバしていて良い。
エルサが前作の歌うシーンを見て照れているのに笑った。
オラフは全般笑った。
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