ながお

アナと雪の女王2のながおのネタバレレビュー・内容・結末

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

アナとエルサが今回向き合わなければならなかったのは、
祖父が過去に起こした問題に対する償いであり解決。
ノーサルドラ(森の民)、森の精霊、そして森そのものとの対話だったはず。

具体的に「何」とは言わなくても、これは今、世界中の人が
向き合わなければならない問題と同じ構図だと思います。

なのに、アナの取った方法がいろいろと強引過ぎるかなぁ。
「ダムを壊したら森は許してくれるはず!国は沈むけど、まぁ仕方ない」
と1人で結論付けて、思いついたように奔走してしまう。
ノーサルドラ側の視点ももう少し描いて欲しかったです。

また、結果的に母の呼び声(歌声)が2人を危険に晒した
という事実... エルサに関しては一度瀕死の状態に陥っています。

前作では「雪だるまつくろう」の曲中にあっさり退場した両親の話、
そしてエルサが氷の魔法を使える理由。
描かれているようで、描かれていない。
腑に落ちない事柄も多く、モヤモヤしてしまいました。

*****
CGは本当に凄かったです。
本物の写真をソフトでレタッチしたかのような...
数年前にモアナで海の表現に驚きましたが、今作では海だけでない
自然全体の表現に今一度驚かされました。
ながお

ながお