スクラ

ライオン・キングのスクラのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
4.5
《『ライオン・キング』のメッセージをこの時代にどうやって
伝えるかに挑戦した映画》

今回、Filmarksさんにご招待いただき、最新鋭のシアターで
最速試写会に参加することができました。
まずこの場をお借りして御礼申し上げます。

「超実写」と銘打たれた今回の作品は、これがCGの類で作られたとは
到底信じがたいほど、写実的に描かれていました。
映画の撮影に実際の動物を使用したり、アニマトロニクスを活用していた時代からここまで技術は進歩したのだと感激する出来映えです。

王ムファサのたてがみのフサフサ感や子ども時代のシンバのモフモフ感といったらもう「あぁ、触りたい・・・モフりたい・・・」と。 

IMAXシアターで鑑賞したので、音響もとてもよく
風がたてがみをそよぐ音、砂漠の砂が巻き上がる音、そしてライオンの雄叫び、すべての音を臨場感たっぷりに味わうことができました。
なによりも音楽を担当しているのがあのハンス・ジマー!
ハンスと言えば、同じディズニー作品では「彼こそは海賊」などを含む『パイレーツ』シリーズ、アメコミ映画で人気の『バットマン』シリーズ
など、その作品の雰囲気を作る上では外せない数々の名曲を生み出す天才です。
そのハンスによる音楽が音響の良さと相乗効果で観る人を
映画の世界に引き込んでいきました。

映画を観て、
『ライオン・キング』という名作が大切にしているメッセージそのものは
作品の発表当初から変わってなく、世代を超えて受け継がれていて、
今回は映像や音響など現代の最新の技術を駆使して、そのメッセージを新しい方法で伝えようとしたのだなと印象を受けました。

ちなみにクライマックスへ向けて、
「あれ?他の映画、始まります??」と
思わせるようなちょっとしたユーモアもありますので、ぜひお楽しみあれ。
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