ながい

ライオン・キングのながいのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
3.8
わざわざ作り直さんでも、、、と思いつつ行ったけど、すごかった。
絶対字幕で観るべき。

映像は言うまでもないとして、カメラワークがすごい。アニメで見たあのカットの再現、主観、俯瞰、客体の動きとわざと逆行させるなどなど、物語のシーンに合わせて超完璧なカメラワークをするものだから、映像技術が活きる。天才的。

あと声と歌がめちゃくちゃ上手い。リアルな動物がしゃべってるのに違和感ないし、ティモンのベチャクチャうるさくて悪気はないけどちょっと脳みそが小さそうなしゃべり方や成長したシンバの能天気そうな若者っぽいしゃべり、スカーの古典的なヴィランしゃべりどれも最高だった。歌も本当に上手くて、クオリティの高い映像に合わせても浮かない。
これは吹き替えじゃ再現できないんじゃないかなあ。

アニメからの改変もよかった。サラビの描き方が上手い。セリフのほとんどないメスライオン達の行動原理がちゃんと分かるようになってて、丁寧だった。
原案と言われるハムレットと照らし合わせるとより一層面白い。

ちょっと冗長に感じるところだけ気になった。