このレビューはネタバレを含みます
ブルース・ウィリスのことをブルース・ウィルスという人はあまり信用できない。
本編とは全く関係ない枕で入ってしまったが、悪徳警官がヴェニスビーチで私立探偵として自堕落に過ごしているところから物語が始まる。
邦題は「バッド・ウェイヴ」だが、原題は「Once Upon A Time in Venice」ということで、タランティーノ作品と肩を並べてしまうタイトルを回避したのは有能だったと言わざるを得ない。
ヴェニスに住う多人種のそれぞれの問題が交差しながら大団円、というストーリーは特に目立った新しさもなく、目を引くべき唯一のヴィジュアルが、ブルース・ウィリスの全裸スケートボード滑走というぐらい。
カウチ・ムーヴィのジャンルに括るとするならば、良作と言えるだろう。
でも、犬が死なない映画は良い映画。