今日同じ映画館にいた周りの人達、多分自分なんかよりひと回りもふた回りも年上の人達が笑って泣いて、映画を楽しんでいた。
あの場にいられたことが幸せで、最高の映画体験だった。
フレディ・マーキュリーの、彼の周りの人々の歩んだ泥臭く、失敗や挫折にまみれた日々。それでも前に進み続け、輝き眩き偉大な存在になっていく。まるで伝説であるかのようにこの目に映りました。
普段何気なく聴いていた曲。それらに秘められた意味や背景、Queenが抱えていた光や闇の側面、これらを知った上で改めてまたその１つ１つがより心に刺さるものとして輝くような気がします。
暗さや苦しさ、目も当てられないような場面も多く、決して綺麗事や英雄譚とされていないところが良かった。
だからこそ、映画の締めくくりであるLIVE AIDではカタルシスが最高潮に達していた。
比喩ではなく、たしかにあの瞬間にQueenは世界を変えたように見えた。
