このレビューはネタバレを含みます
試写会に当たって鑑賞しました。満席の映画館なんて、ちょー久しぶり。
オープニングからニヤリとさせられて、そのまま一気に物語に引き込まれました。フレディ・マーキュリーという人の才能と狂気、愛情と孤独が胸に迫ってきて、しかも物語の結末を事実として知っているだけに、クライマックスではボロボロの大泣きでした。訳された歌詞がそれぞれのシーンの厚みを増していました。
監督のBryan Singerはアメリカ人なのに、イギリス人ぽいシニカルな笑いが散りばめられていて、この辺は上手だなぁと思いました。
来週から公開ですが、映画館の大画面が必要な映画でした。少なくとももう一回は観に行くぞ!
=========以下ネタバレあり=========
個人的にはアノ人が「ボヘミアンなんとかでヘッドバンキングする奴ぁいねえ」と言う場面で爆笑だったんだけど、あんなに満席の会場だったのに自分の笑い声がエコーで跳ね返ってきて、全くウケてない様子でした。確かにクイーンの全盛期とタイムラグはあるけど、1994年頃の私がいた学校では大流行で、夜中のドライヴで実際ヘッドバンキングしていたものです。
ここ数日は自分のQUEEN体験を思い出しながらアルバムを聴いています。リアルタイムでありながら観ていなかった『LIVE AID』のQUEENも今回初めてYouTubeで観て鳥肌が立ちました。
次回までに『Wayne’s World』や『Flash Gordon』やついでに『ted』も復習してから行こうと思ってますが、これから観に行く方も、QUEENの(せめて)ベスト盤と、TBSラジオ『たまむすび』の10/16放送、『Wayne’s World』、『I Want to Break Free』のPV、LIVE AIDを予習してから行くと、より楽しめるのではないでしょうか。
あとタイトル以外の関連性はわからないのですが、マルクス兄弟は観ておきたいと思いました。
音楽映画には点数が甘くなりがちなのはわかっていますが、もう毎日がQUEEN漬けで、冷静な評価はできません。なので、現時点では満点!