やまだ

ボヘミアン・ラプソディのやまだのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.7
あらゆるリスペクトを感じる映画だった
映画そのものに
フレディという人物に
QUEENというバンドに
「ライブ」というものに

ラミ・マレックの熱演は圧巻で、ドキュメンタリーでも観ているかのような気持ちだった
めちゃくちゃ強固な弱い人
振れ幅がすごいけど演じきっててさすがとしかいえない

ライブシーンは流石に楽器陣の手元までは完全再現とはいかないが
楽器弾いてる人間としてはさほど違和感がなかったから弾いてない人からすれば気にならないと思う
音楽系の映画は地味に楽器陣の手元でゲンナリすることが多いのでこの点も好印象

そしてラストのライブシーンはやはり圧巻
映画ならではの寄りのカットや
バンドのライブ映像でよく見るようなワイヤーカメラ(ウイングカメラ)視点での映像や
ヘリで上空から撮ったような映像が絶妙に織り交ぜられ、ライブ感が高まっていた

コールアンドレスポンスではスタジアムだと前後方では音の伝播に時間差があるので
上空からみると前方から突き上げられた拳がドドドドドっと後方へ流れていくことがよく見られるが
CGで完全再現

わざわざやらなくてもいいことだがこういったリアルさは没入感に影響すると思うのでこれも良かった




ただなによりQUEENの音楽を劇場の大音響で聴けるんだよ?
行くしかないでしょ
やまだ

やまだ