なを

ボヘミアン・ラプソディのなをのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
5.0
「俺たちは家族だ。」

クイーンが ''伝説のバンド'' と呼ばれる所以。
もちろん音楽ファンとして、彼らの曲は擦り切れるくらい聴いて、その凄さはわかっているけど、やっぱり同じ時代を過ごしていないからいまひとつピンとこないところがあった。
でもこの作品が、2時間でそれを教えてくれた。

エクスペリメンタルでワクワクするようなクイーン・サウンドがあんな風な方法で録られてたなんて知らなかったし、アルバム曲とかB面曲にあんな議論があったなんて、、、笑笑

圧倒的な才能であっという間にスターダムにのし上がっていくバンドだけど、その陰にはやっぱりフレディのフロントマンとしての孤独とか苦悩があって、、、。

そういう彼らの歴史を踏まえると、今まで聴いてきた名曲たちのリリックの聴こえ方がラストシーンでより鮮やかに深みを増すのが実感できる。

それがドキュメンタリーの醍醐味だと思うし、そういうところを完璧に描き切ってる作品だと思う。爆泣きしました。
なを

なを