身体全体で音楽を受け止めたそんな体験だった。
感動したとか、悲しいとか感情の起伏ではなく、ただただ涙がツーっと流れ続ける無の状態。
リアルタイム世代ではないし、洋楽に慣れ親しんで生活していたわけではないが、大学時代には要所要所で聞き、世界観の幅広さに憧れ元気をもらっていた。
憧れの、そして今や実現不可能なクィーンのライブに参加できた…そんな感覚だったんだと思う。リアルタイムではない世代の私も語ってもいいんだよ、音楽や映画や名作の前でどう感じても自由なんだよ、とそういう優しさを感じられる映画だった。
追記
ドルビーアトモスという音響環境の映画館も素晴らしかった!