りん

ボヘミアン・ラプソディのりんのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
3.5
Queenの曲は超超有名曲TOP3くらいしか知らない、フレディはひげとタイツのイメージしかない(ファンの方々ごめんなさい)
けど、あまりに評判が良いのと音楽映画が好きなので見に行った。

再現度とか史実が分からない私には、ただただ孤独な青年のお話だった。
音楽とか、天才だからというよりは、あの時代のセクシャリティと生きづらさのお話。
ずっと家族のようだったメンバー達が結婚して子供を持っていくのに、それができない自分。
心から愛していてとても大切だけど、もう恋人にはなれない女性にそばにいてほしいと願う気持ち、でもそれは彼女にも辛い。
二人の間には電話がよく出てくるけど、最後の電話のフレディ、その電話の前のメアリーが切なくて切なくて。

いろんなことを受け入れ、乗り越え、本当の友達を得た最後のライブシーンがとてもとても良い。
ここまで切なさをずっと見せてきて、We are the champions だもんね、これは卑怯だ(泣いた)

Queen知らないから、、って人にも、ひとつの音楽映画として見てほしい。
(ただし、終演後に「毎日家で聞いてるけど劇場でも聞いて泣いたわ」「いつも聞いてるフレディの声と違うのよね」「○年のライブ違わない?」等ファンの方々に囲まれていたたまれない思いをするのは覚悟の上で)
りん

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