Queenに魅了される135分
彼らこそ伝説というにふさわしい。
なぜタイトルがQueenやFreddie MercuryではなくBohemianRhapsodyなのか。
不思議に思っている人もいるのではないか。
私もそう思っていた一人だが、作品鑑賞後Bohemianの意味に立ち返ってみるとなぜタイトルがBohemianRhapsodyなのかしっくりきた。そしてその瞬間、パズルのピースが全てはまったのだ。
ある人の人生を映画化すると、どうしても生い立ちであったり境遇を描く上で中だるみすることが多いと思っていて、この作品は特に上映時間も135分と長いので多少不安だったが、始めから終わりまで中だるみすることなく引き込まれる作品だった。
知っている曲も沢山あったし、フレディの人生に共感できる部分も沢山あって感情移入できた。
人間誰でも生きていく上で1度はじぶんを制御できず最低な人間になってしまうことがあると思う。そんなときにその最低な自分から救い出してくれる人が周りにいるだろうか。見かけや表面上での友だちではなく、本当の意味で友だちと呼べる人はいるのだろうか。それがフレディにとってはメアリー、そしてQueenのメンバーなんだと思う。
命を懸けて魂を込めて音楽を奏でていくフレディの姿、それを支え見守るブライアン･ロジャー･ジョン、そしてメアリーの姿に涙が止まらない。
