劇場いってよかった！
音楽伝記映画で最大のヒット作になったと聞いて正直「みんなそんなにQueen好きだったのか？」と思ってた…笑
でも劇場で観てみて理由がわかった気が。それほど好きなバンドだったわけではないのに、僕自身もほぼ全曲歌える。ロックの全盛期に唯一無二の存在だったQueenは、すべての音楽好きが通った道なんだね。
そのリードボーカルであり普通より4本も歯が多かったという不世出の歌い手フレディ・マーキュリーを、義歯を入れて完璧に演じきったラミ・マレックは本当に素晴らしかった。メアリーを演じたルーシーとは実生活でもパートナーとのこと。
ブライアン・メイの才能とギターサウンドの分厚さ、Queenの独特な世界観とキャッチーなメロディーのバランス、全メンバーが代表曲を持っている事も描かれていた。ブライアン・シンガー監督の仕事も無駄なく緻密。実際のフレディの歌声、バンドの音をベースに、ラミやスタジオミュージシャンの歌声を合成して実物に限りなく近づけたと。
そしてなんといってもLive Aidでの演奏をほぼ完璧に再現したシーン。「We are the Champions」で不覚にも熱いものが込み上げてきた。
洋楽小僧だった中2の僕はまさに夢を見ているような気持ちで小さなTVに噛り付いてLive Aidの中継を観ていたのを覚えてる。未だにアレ以上の音楽イベントは実現していない。
さて、Queenの日本語直訳メドレーをやってる「女王様」を知らない人がいたら是非。
▼ちなみに脚本は時系列が弄られ、解り易くミュージシャン伝記にありがちなストーリーにまとめられてた。脚本が事実と違うとこはコメント覧に。知りたい人だけ見てみてください。
