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ちはやふる ー結びーのmiraのレビュー・感想・評価

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)
3.8
言葉で物語のわかりやすさを追求し、画面外の風景を白飛びで殺す選択をしながらもギリギリのラインで映画を成立させているところに感心する。ハレーションを起こした画面は賀来賢人のいう希望の光や、一瞬しか訪れない奇跡の出来事、青春を指しているのだろうか。極端だが矢吹丈の言葉が思い出されなくもない。※ モノローグから始まる物語が、瞬間の光を見せ後世へ引き継いでいく。たいへんよかったです。ただ、妙にゴツゴツした映画でしたね。

※「そこいらの連中みたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない。ほんの瞬間にせよ、眩しいほど真っ赤に燃え上がるんだ。そして、あとには真っ白な灰だけが残る・・・。燃えかすなんて残りやしない、真っ白な灰だけだ」
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