<前作と違い、盛り上がらずドライヴ感のないPerfumeの新主題歌と同じ煮え切らなさ>
下の句で見たような「一度完成したチームの離散からの再結集」っていうベタな展開や描写に新鮮さはほとんど無し。ただダラダラと前作の続きを二時間分実写化したような、完全にファン向けの冗長な「延長戦」だった。
あと昨今の世相の都合上、全国レベルの「ガチ高校部活」と「高校卒業後の進路をどうするか」を並行して描くと、何もかも犠牲にすべしという「ブラック部活的なもの」をどうしても想起してしまって引いてしまった。現実的に引き戻されてこう感じてしまうのはやはり展開に変化をつけにくい部活映画で無理して続編、続編の「三作目」だからっていうのもあると思う。
自分的に上の句は”神の句”、満点に近かっただけにだんだんと平凡になっていったのは残念。
