Shun

X-MEN:ダーク・フェニックスのShunのレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
3.6
何を最終的に伝えたかったのか。シリーズの打ち切り感が否めない。ここでシリーズとは、新四部作(ファーストジェネレーション、フューチャーアンドパスト、アポカリプス、今作)を指します。

そもそもエックスメンとは、人間とミュータントをクロスさせるため、架け橋になる存在を目指してるんじゃないのか。
これはシリーズの最後にもってくる話ではない。これで終わらせるつもりだったなら、違うなと思いました。

あと、このシリーズの主人公はレイブンだと思ってました。彼女は1作目でのミュータントとしての自分自身(容姿も)を受けいれ、2作目で人間を許しヒーローとなり、3作目ではエックスメンとして活躍し、確実に成長している。それを今作ではあんな形で、、
いやー、今作の狙いが本当によく分からない。

プロフェッサーX、ジーングレイ、マグニートー、ビーストなど、主要キャラの心情もコロコロ変わるし、、(すぐ誰かを殺すだ、殺さないだ。)
正直着いて行けませんでした!

人間とミュータントの戦いにも決着ついてないし、ミュータント内で起きた内輪もめにも決着ついてない。ほんとに、何が伝えたかったのだろう。
その目的の中散っていった仲間たちは浮かばれないのでは無いのか。もやもや。


・ここまでのエックスメンシリーズについて

これまで見てきたエックスメンシリーズもこれでおわりかー。
沢山ミュータント出てきて楽しかったです。
個人的に好きなミュータントはストーム、ハヴォック、セバスチャンショウ、ドミノ、デップー、ネガソニックですね。
エネルギー系が好き。

全体を通すとそこそこ楽しめましたが、あまり盛り上がりきらずおわったイメージのエックスメンシリーズ。エックスメンはね、難しいんでしょうね。ヒーロー映画でありながら、人種差別であったり、親人間派と反人間派のミュータントの対立・戦争も描いてますから。もちろん、その中で犠牲になってしまうミュータントも多く、悲しい話、つらい話、エックスメンたちの切ない最後が多かったですね。そこが面白い点でもありますが。また、たくさんのミュータントを出す中で、ひとつのキャラの深堀っていうのがなかなか難しそう。たくさんの超能力を見れるのは瞬間的には楽しいけど、ストーリーとして薄くなってしまうことが多かったかなと。

同系統シリーズのデッドプールシリーズからMCUへ、上記した点をどうアプローチしていくか。新シリーズがもしあるなら、どうアップデートしていくのか。うまくリベンジして欲しいですね!


自分用メモ

ダズラー:音を色とりどりの光に変換

セレーネ:テレパシー
アリキ:髪の毛を自由自在に操る

ダークフェニックス:サイコキネシス、テレパシス、宇宙の熱放射による能力の覚醒
Shun

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