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X-MEN:ダーク・フェニックスのJIZEのレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
2.7
シリーズ最後にして異風で総括感が薄い最終章か。中心は"ダークフェニックス=ジーン"の物語として悲哀と宿命を織り込み静観に紡がれる。全体的にX-MENでの連携する怒涛のチーム戦や他の主要キャラに対して活躍の場があまり設けられない。シリーズを熱心にあまり追いかけない身としては、ジーンを演じるソフィア・ターナーの類い稀なき美貌と、心の闇に取り込まれ自身のパワーを制御できなくなった世界を破滅に導く存在として君臨するヴィランとして堕ちてしまう逆説を掻い摘んで楽しめる程度でした。ジェシカ演じる謎の女も終始無言で寡黙なため行動原理が見えにくい。終盤のマグニートの列車のシーンは格好良かったです。人類存亡の多大な危機や仲間の死という大味な既存フォーマットはそのままに主な対象は旧来X-MENふぁんにお勧めです。
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