たーしー

坂道のアポロンのたーしーのネタバレレビュー・内容・結末

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画を見た後、心が浄化された。思春期。大人でも子供でないこの時期。なかなか思い通りにならない。自分の本当の気持ちを上手く伝えられない。儚い。まさに『人生で大切な事は何か』を学ぶ為の試練のようなものではないだろうか。高校生という多感な時期、主人公の薫と千太郎、千太郎の幼なじみの律子も例外ではない。Jazzを通じて育んだ友情、お互いがお互いを思うが故に生じたボタンの掛け違い、淡い恋愛。それでも、3人を再び繋げてくれたものは音楽。
律子と薫の糸電話のシーン、学祭でのJazzセッション、Jazzセッションを見つめる律子の表情、薫のピアノテクニック、見所が満載。個人的に印象的だったのは、最後の教会でのセッションのシーン、。薫の『my favorite thingはこの瞬間(Jazzセッション)だ』といった台詞。痺れた。
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