このレビューはネタバレを含みます
正直さほど怖くはなかったんですが、脚本が好きだなー。という感じでした。元夫と主人公との不思議な協力・信頼関係。あの2人が事件解決後どうなるのか、ってところを見たかった。
淡々と進んでいく一週間。呪いを解くために最善策を探し続ける主人公たち。ただの巻き込まれ系ホラーではない面白さがありました。
井戸の中で貞子の骨を抱きしめるシーンは、なんだかめちゃくちゃに感動してしまった。人が恐怖を超えたもっと神聖な感情を抱く瞬間を目の当たりにできたかのような感動。
それだけに、最後の「呪いは終わらない、ひたすら拡散していくんだぜ!」みたいな終わり方は、ああ安易にホラーっぽく仕向けてきたなあという感じを抱きました。それがいいか悪いかは別として……。
最も有名な、井戸から出てきてテレビからも出てくるシーン。ビデオの中の映像が現実に干渉してくるという描写は至るところでなされていたので「まあ、順当だな」という感じですね。まあ、日本人でこのネタを知らない人いないんじゃないかってレベルなので、今さら怖くなりようがないですが。