『雄叫びの苦境』
原作を読んでみたい。
率直に感じた作品だった。
個人的には、視覚優位に鑑賞するよりも聴覚優位として作品を鑑賞することをオススメする。
セリフの言い回しがどこか浮遊感があり、
いくつもの名前が映像と共にスクロールしていく。
なので、話についていけなくなる部分もただあり。
だからこそ、再度また鑑賞してみたいと思う。
正義。
法律を軸に現実社会に巻き起こる事件の善悪のジャッジメント。
そこに、どうしても無視できない人間の心の不安定さ。
真実が時空を捻じ曲げてしまう。
そこにおける鑑賞者の脳裏に見事な思考の破壊へといざなう。
二宮くんの時空を破壊へと巻き込む演技はアッカン。
この表現は鑑賞してるスクリーン前を凍りつかせた。
人間が一つのちぐはぐで野生化としていく。
獣的人間とでもいおうか。
