ビーム

ミスター・ガラスのビームのネタバレレビュー・内容・結末

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャンルムービーにみえたスプリットが3部作をつなぐミスリードだったり、壮大ですごいものをみたので満足。

善悪以上に自身の信念に基づいた行動を一貫して行ったということで、ガラスがタイトルなのも納得で彼が主役だった。

ただヒーローとヴィランの誕生に至るストーリーとそれを操る黒幕ってところもアメコミらしくて楽しかっただけに、それがミスリードだったので残念。オオサカタワーでの戦いはみたかった。
ただまあ、監督はアクションとかCGつかった派手な演出をやる資質じゃないので、アベンジャーズレベルのオオサカタワーバトルはしませんよね。

とにかく繋がりを徹底しているのでアンブレイカブルからガラスをすぐみても10年の時を全く感じないのがすごかった。ガラスはアンブレイカブルから言っていることが変わらず、見事。

とはいえ、特殊能力の証明に大量の死者は出したし、公開したらカオスになるのは間違いないヴィランの行動なので情報を拡散した親族たちの行動はおかしい。
ガラスのせいで親父が捕まり殺された息子と、友達を射殺されたアニャは否定的でいたほうがしっくりくる。感動的な音楽を流すことで、だいぶ冷めた。
ガラスはそもそも自分の信念のために大量殺人をいとわない悪なんだから、信念を達成してしまったら、超人が銀行強盗を〜とか大量殺戮に手が負えないとか、列車事故より規模のでかい悪いニュースで終わるバッドエンドにしてもらわないと困ります。