やってくれましたよシャマラン監督。
"ミスターガラス"という名の"M・ナイト・シャマラン"はこの度肝を抜かれるラストと彼の主張を19年もの間寝かせ続け、ニヤニヤしながら我々を欺いてきた。そんな顔が目に浮かぶ。
そしてヒーローが完全に空想化したこの時代で彼は高らかに宣言する
「ヒーローは存在する。誰もがヒーローになれる」と。
ヒーロー映画が大量に溢れ、ヒーローという形自体が空想のものであるのが当たり前になってしまったこの時代に、アンブレイカブルでも貫いたリアリズムを通したヒーロー像を見せてくれたシャマラン。