『アンブレイカブル』→『スプリット』とサーガを撮ってきたシャマランが、とうとう"ヒーロー映画"というジャンルにおける"神話"を撮ってしまった。
バストショットで台詞だけ喋るカットが多用されるので作品単体では10くらいの威力だが、観る人によっては×100000くらいの特攻効果がある作品。
こればっかりは「『アンブレイカブル』『スプリット』未見でも大丈夫!」なんて甘い事は言えない。是非、観てからの観賞を推奨したい。
"復讐者(アベンジャー)"を導こうとするサミュエル・L・ジャクソンという構図は明らかに『アベンジャーズ』を意識した物だが、そこから敷かれる物語がまた二転三転して面白い。
特殊能力と言う名のギフト。
それは果たして、人類史にどのような影響をもたらすモノなのか。
この作品は、ヒーロー映画乱立時代に輝く、1つの答えなのではないでしょうか。