シャマラン監督の不思議オタクワールドへようこそな映画。予習してから行ってよかった。。。この、ダサくてツッコミどころ満載なのに、なんだか、引き込まれて好きになっちゃう雰囲気は、この監督を置いて他にありません！
最後にサプライズをプレゼントしてくれるこの監督で有名だが、今回は、ちょっと控えめ。。。そして、悲しい。。。
マーベルみたいに、どんぱちはやらないけど、しっかり、スーパーヒーロー感は出てて、むしろ自然な感じで説得力があるのは、本当の不思議。そして、アメリカの暑苦しい正義感がテーマになってないのも、うるさくなくていい。
それだけに、ああーっ、こんな感じで終わっちゃう上に、その団体何、冴えないけど！ みたいな、残念さが。
マカヴォイの演技は、前よりもさらにすごいことになっていたが、シャツ脱いだり、着たり、無駄に壁登ったりして、どちらかといえば、ちょっと笑える感じになっちゃったのが残念。ブルースウィリスは、どんぱちしなくても威厳があってかっこいいし、サミュエルの、あのダサスーツ最高。盟友拮抗で、いい絵でした。
ケイシーとのシーンは、カメラ使いもよくて、すごく感動。
自分のベースのフィラデルフィアで取ってるのもあると思うが、場所の雰囲気とかよさが、すごく出てて、いい。
ただ、幼児虐待が、素材として出てきて、ビーストの着火点になっているわりには、その素材が少しお粗末だった気もする。もっともっと、がっつり、肩入れしちゃいたかったな。息子も哀れ。奥さんも、扱いが不憫。そして、無駄に長い、精神病棟シーン。。。
でも、こんだけツッコミどころあっても、世界観が最高に思えちゃう映画っていうのが、何より、最高に気持ちいい。みれてよかった！
