「スプリット」を観た時に「うわ、これは障害系超人ヒーローっていうジャンル！？(笑;)」と思いましたが。（障害⇒一般社会的に「障害」と呼ばれ病気と認定され「精神疾患」とも言われることのですね）
これはそのアベンジャーズになるわけですね。
X-MENもそうですが、本来「超人」と言われるような人は、現代社会においては「社会的には障害を負ってる人」になります。
それが才能を開花させ、そのコントロールも体得し、なおかつ人格的にも成長を遂げることのできる人間が「ヒーロー」と成り得るわけですが。
X-MENはそれをファンタジーに描いた姿で、本作はそれを「現実的」に描いたものだと、私は思います。
もう、みもふたもないよ。
X-MENで描かれるようなファンタジーはないし、マーベルで描かれるような理想像もない、
「そんなものがあるとしたら現実的にはこんな話」みたいな現実的な感覚に、非常に東洋思想的な「そういう力」に対する解釈がシャマラン監督らしい作品になってると思います。
私はこの映画はとても良いと思いました。
ヒーローが乱立する映画の中で、東洋思想を持ったこういう作品が存在することも非常に大事なことではないかと思います。
シャマラン監督の作品ではシックス・センス以来の「いいね！」が私の中に芽生えました。
