ご飯盛り盛り森鴎外

死霊館のシスターのご飯盛り盛り森鴎外のレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.4
過去のシリーズとは印象が違う感じがしました。とは言いつつも過去のシリーズの雰囲気は薄い記憶でしかないし、気のせいかもしれないので、これ以上言及するのはやめておきます。

全体としては映像が綺麗だと思いました。シスターに化けた悪魔という設定が個人的にツボで、黒い衣装が妙に映えます。また白い衣装と黒い衣装の対比も好きな感じでした。演出等も音で脅かすタイプで好みは分かれるとは思いますが、間違いなくドキッとはします。音に驚くので。

キャラクターも少なくシンプルでかつ分かりやすいので好感が持てました。見習いシスターと教皇派遣の神父に田舎の青年っていう構図は、王道感が否めませんが王道故の気持ち良さもあります。変に捻っていない王道ホラーという印象を強く受けました。悪魔シスターというだけで結構面白く、本来悪魔とは程遠い修道院が舞台なので、それだけで十分という判断なのかもしれないとも取れました。

オチについてはシリーズものなので、過去の作品を見た上で「あーここか」となりました。シリーズものの宿命であるようにも思います。私は過去の作品も見ていたので楽しめましたが、オチについては見てないとよく分からないと思います。他は見ていなくても大した問題ではないと思いますが。

全体的に映像と演出が好きな雰囲気で結構楽しめました。とにかく白衣装のシスターが可愛い、黒い衣装のシスターもカッコ良さがあって良い、これに尽きました。