良い意味で裏切られた!!!
予告で気になってはいましたが、それは古き良き映画館が舞台っぽかったから惹かれただけだったのですが、とある方が絶賛していたので公開終了ギリギリで観に行きました。
そして、大正解。
綾瀬はるかと坂口健太郎というキャスト陣には不安しかなく、そこはまぁ妥当だったのですが、加藤剛さんがいる意味がわかったとき私は涙しました。
本当に良い意味で予告編に裏切られたのです。よくやった!
観賞するまでは予告編以上のものはなく、まぁオチはアレだろう、と思っていましたが予想を越えた展開に、目頭を熱くする展開に、心をグッと掴まれましたよ。
『シェイプ・オブ・ウォーター』で感じた言葉の不必要さ、それと同様に今作で感じたのは触れ合うことの不必要さ。
どちらも不必要さというより、そこに縛られる必要はないのだと、愛に必要なのはそういうことではないのだと思い知らされるのです。
前半の乗れなさはありましたが、予想を反する展開以降はこの作品の世界観にどっぷり浸かってしまっていたと思います。
この脚本力、恐るべし。