深夜のバーでアルバイトをしている雨屋草太（井浦新）と星野楽人（成田凌）の秘密は、大麻の密売で生活している事で目標もなく中途半端に生きてきた2人が怖い出来事に巻き込まれる恐怖や知っているつもりでも何も知らなかった親友の内面、草太と楽人が迎える運命の先には、予測不能な結末が待ち構えているというストーリーです。
初めはぶっ飛んだ映画だよ、これラストまで観るってどうなのって感じで観ていたら、いつの間にか世界に入りこんでいってしまう映画でした。
前半は、ヤクザや当麻、LiLiCoさんとの濡れ場などクズ場面ばっかりで、もう観るに耐えない映画だなぁと思っていたら、後半は同じ映画とは思えない展開になっていきます。
宙に浮いたような生き方をしていた二人だったのですが、後半につれ少しずつ居場所や生き甲斐を見つけられ二人が変化していく感じが見事に描かれていて前半と後半の振り幅が凄い映画でした。
ラストに向けて思いがけない展開に涙💧が出てしまいました。
CG やアニメを織り交ぜた撮影方法も斬新な映画でした。
雨屋草太は優しくて楽人の事を弟のように可愛いがっていて、実は親思いなチンピラなのですが、井浦新さんが役に似合っていて井浦新さんの新たな一面が観れる映画でした。
星野楽人はお気楽に生きているように見えても、とてもピュアで誰よりも繊細な青年でそれを見事に成田凌さんが演じていて素晴らしい役者さんだなぁと思いました。
キャスト皆さん演技が上手くリアルに演じていました。
エンドロールの後にまだ続きがあったのは嬉しかったです。
エンドロールの途中で辞めず最後まで観てみて下さい。
