東京にある“ギザギザアパート”と言われる奇妙な場所で、マリファナを吸いながらなんの目的もなく自墜落な生活を送っていた草太と楽人。とある事からヤクザに目をつけられ、別々の道を歩むことになった2人の人間の心の闇と複雑な心境を描いた物語。
ドラッグや暴力にグロさなども交えながら物語が進んでいきバイオレンス要素強めで、見る人を選ぶ作品。
紆余曲折して前半と後半で極端に展開が変わり、作品の見え方が大きく変わるのは面白いと思う。所々不思議なアニメーションが使用されており、美術的な面でも綺麗に表現されている。
前半は退屈だったがヤクザが登場してからドンドン話が面白くなり、現状よりも悪い方向へ行くのかと思いきやそうでもなく、後半は草太と楽人の熱い友情に感動させられた。
登場人物の中でもジェイの売人ともラッパーとも認めたくない媚び売りまくりの中途半端なキャラが好きじゃなかったな。
井浦新と成田凌の本当の兄弟のような自然な演技はとても良かった。何よりも津田寛治のヤクザ役の恐ろしさときたら💦
井浦新のエセ関西弁は何とも言えない😂
２回目の鑑賞なのに高良健吾の少しだけの登場シーンを忘れてた！笑
登場といっても高良健吾の絵なんだけど！
内容が内容なだけに賛否両論ある作品だし、時間が長いからもう少しコンパクトに納まってたら見やすいのかと思う。最後まで意味不明な部分はあるけれど、これも芸術だなと思えば何とか許容できる。バイオレンス作品が好きな人にはおすすめ！
