まさかの最強の敵が自分達の姉。
ソーとロキの凸凹兄弟コンビが兄弟でのいつもの揉め事どころではない。
めちゃくちゃ強い姉ちゃんが現れたもんだからいよいよアズガルドの存亡の危機。
なにやら姉ちゃんは父オーディンとかつてはアズガルドの覇権を広げるべく血で血を洗う戦いに身を置いていたらしい。前から思ってたけど、その話が本当ならこの父オーディンも自分の国のためとは言え当時はなかなかに破壊しまくって圧政しまくってたよいかで、それもそれで何か複雑な事情。
ソーとロキはアズガルドを守るために何とかしようとするものの寄り道に次ぐ寄り道でなかなか辿り着けない。とは言え、その寄り道で、ストレンジに会い、まさかのハルクと再会を果たし、アズガルドの女戦士バルキリイと出会う。
そんなこんなで他にも道すがらに友を作り、アズガルド凱旋。
まさに、強き王にふさわしく、ソーとロキらしい茶目っ気たっぷりの豪快で当たって砕けろの精神で、当たっても砕けない仲間たちと共に危機を乗り越える。
かなりコメディ要素が強くて見やすい。
ただ兄弟の絆とか過去のアズガルドの暗い一面とか、圧倒的な強大な力を持つ姉との力の差の前の絶望感とか、この前のウルトロンとこの後のインフィニティウォーに繋がる話としても含めて結構重く、暗い影もあり、そこそこ笑いがあるから絶望せずにかろうじて見れるような見応えがある。
ロキ、ここまで本当にこのシリーズ全体にすごく良い味を効かせてる。
