くーみん

トランプの国のくーみんのレビュー・感想・評価

トランプの国(2012年製作の映画)
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この映画の要約欄に摩訶不思議と書いてあったが、本当に摩訶不思議だった。この映画を観た人なら口を揃えて「うん。摩訶不思議。」と言うはず。それぐらいこの映画は、摩訶不思議だった。

映画「スキン-あなたに触らせて-」と同じ感じの摩訶不思議さがある。どちらも風刺映画。

この映画の内容は、トランプの国という専制国家があり、顔を白く塗り、軍服に身をまとい、ライフルで武装した彼らは名前を与えられず、トランプのマークと数字で呼ばれていた。ある国の王子は、王子であることを放棄して旅に出たことで、
トランプの国の女性兵士に独裁以外の自由を教え込んだことにより、次第にトランプの国は独裁が成立できなくなっていくというお話だ。

これを作った監督は、トランプの国は勤めている会社の体制について訴えているのかもしれない、はたまた伝統を重じる社会について訴えているのかもしれない。どんな見方でもできる個性的な映画であり、忘れることのできない映画になった。
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