全くどうでもいい映画なのになぜか雰囲気で泣かせられた。
兄弟愛といえば響きがいいが、結局は犯罪は悪であるのでそれなりの結末へと向かうしかない。
ただ、その兄弟のパーソナルな部分にグッと密着しているから、悪人なのにどうにか「幸せになってほしい」と願う視聴者になっていた。
ネオンやシンセが効いた音楽はエレクトリックですごくビリビリくる。
レフン監督の「ドライヴ」とか好きな人は、雰囲気映画としても十分楽しめるかと。
それにしてもロバートパティンソンのとんでもなく危険な色気は、ライアン・ゴズリングと並ぶレベルかと思う。
本当にいい役者だ。
(今さらだけどトワイライトに感謝)
そして一番驚いたのは弟役を演じた彼が本作の「監督」だったということ。(兄弟で監督したみたい)