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グッド・タイムのpenのネタバレレビュー・内容・結末

グッド・タイム(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

人生は近くで見ると悲劇だが、遠くで見れば喜劇だ…って言葉を思い出した。始まりで兄と知的障害を持つ弟との関係を把握出来たと思ったら強盗が始まって、序盤からストーリーの加速度が上がってやたら面白い。事態はどんどん悪い方向に転がっていく。転がれば転がるほどに兄は追い詰められ、また別の厄介事が襲う。本人からしたら溜まったもんじゃないが、観てる側としてはドタバタで最高。不運は不運を呼ぶというのか、余計なものまで背負い込む。それが生死の境目にまでなっていくから恐ろしい。
でも最後は近くで見る相手への眼差しに優しさがあるような気がした。
白人の警官が黒人を連れて行く場面でかなりヒヤッとした。当時はどう受け取られていたのだろう。
ロバート・パティンソンの虚ろな目が素晴らしい。
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