ミニシアターっぽくて陰鬱な映画が観たい気分だったので選んだ作品。
そういう意味では思った通りだったけれど、思ったよりも大分低予算、っていう感じだった。
限られた予算の中ですごく頑張ってるんだろうなっていうのは伝わってくるし、面白い部分も多い(バイカラーの古くからある映像表現とデジタルらしいノイズ&低彩度の表現とかも面白いし、登場人物が大体アタマおかしいところもいい)んだけれど、台詞や演技の余りのわざとらしさには興醒めしてしまう。
そういうのに耐性があるというか、映画愛のある人だったら充分に楽しめるかもしれないなって感じた。
ジャケットとキャッチコピーでは大分損をしているように感じる。
そんなエロったいシーン押しの作品じゃないし、そんな釣り方をしなくても楽しめる人は楽しめる作品だと思う。