狂覗の作品情報・感想・評価・動画配信

『狂覗』に投稿された感想・評価

2022年 655本目

地獄みたいな話
胸糞悪かった

教師が生徒に無断で荷物検査をし、あるクラスでの生徒の実態や教師の実態があらわになる

教室でのワンシチュエーションで伏線もありいいサスペンス作品だと思う

狂覗=教師か
なるほど
そうはならんやろ!と5回ぐらい声に出た。
無駄に雄大なエンドロールも謎…
住処

住処の感想・評価

3.5
大学2年時には建物と建物の間から覗き見える建築物が無反応であることに安堵を覚え、大学4年時には卒論の中で、画の中に存在する窃視者が果たす役割について論じた。そういえばここ数年、度々「覗く」について考えるタイミングがあったのはなぜだろう。

この作品は覗き覗かれている様子を、観る者が無理やり覗かせられている。みたくない、知りたくない事情が次々に目の前に突きつけられるが、背くことは許されない。

映像や物語として不完全な部分が逆にリアリティあっていいね!

私は体育と校庭の砂が嫌いな学生で、特に高校時代はよく授業中に教室もどってサボる生徒だったので、10代でこんなシーンに出くわしたら今後一生大人を信じられないところだった。先生たちがもしこういうことやっていたとしても、こそこそやってくれてありがとう。おかげで私はまだ、信じられる大人がいます。
狂覗=教師、か。 
うまいタイトル。

生徒不在、秘密に行う荷物検査。
集まった5人の教師。
生徒の荷物を探るうちに、徐々に問題が明らかになってゆくワンシチュエーションサイコホラー(かな?)

これの制作が2017年、現在の中学生(14歳)はどうなんでしょう……もっと凄いことになっているのかな……。

ブルセラ、援交、いじめ、ドラッグ。
荷物検査から明らかになってゆく生徒の裏側。

美術教師と着任したばかりの新任教師のみが、クラスに内在する問題を拾い上げてゆくが、他の教師は無かったことにする/問題はないとスルー、いじめ等のへの介入へは及び腰。

ほぼ教室のみで展開する会話劇。
5人の教師のそれぞれの性格やスタンスが徐々にはっきりして、保身に走る、体裁を取り繕う、学校から問題を出したくない側と、いじめを見過ごせない側と分かれ、最初は緩く迎合していたがやがて対立へと展開してゆく。

冒頭の目玉から結末の"覗"に繋がり、"覗き見る"という行為が最後にくるんと輪になるところがうまいなと。

原作が宮沢章夫さんで少し驚く。
(エッセイでの明るいイメージしかなかった)

自分の中学時代はとにかく部活に息苦しかった思いがあり、先生には恵まれていたと思う。
服装は先生より先輩のほうが厳しかった 笑
(目をつけられると絡まれてたわー)

これ舞台劇でやっても良さそう(というか宮沢さんが劇団主催していたから演劇でやるつもりでもあったのかもなあ……分からないけど)

追記。元は宮沢さんの戯曲『14歳の王国』
‖‪ ◤ 人は何かに没頭して
  初めて自分が何者か知ることが出来る ◢‬ ‖

没頭した先で見つける自分は酷く汚いものかもしれない。

"体育の空き教室"という密室で行われる教師たちの抜き打ち持ち物検査。
このテーマだけでよく魅せている。

それにしても体育の授業長くない?
というところにツッコむのはきっと野暮😂


人を覗く時、自分もまた覗かれているかもしれない。
KH

KHの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

狂覗って教師の駄洒落?

中学生がやるレベルのいじめじゃないのよ。
というかこういう題材の映画に出てくるいじめって総じてもう犯罪レベルのものしかないんだよな。
14歳にして援交とかドラッグとか一部のずば抜けてヤバイ生徒がやってるならまぁ金八先生みたいな感じでみれるんだが流石に全生徒がヤバい出てくる先生も社会に出ずにすぐに先生になったから常識がないんだろうと世間に揶揄されそうな箍が外れた人物ばかり、この教師にしてこの生徒ありという風に見ればなるようになった結果なのかなと。
RRR

RRRの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

・体育の授業で教室が開いている時間を狙って教師等で生徒の荷物検査をする事になり
イジメやそれの黙認、ドラッグ、教師と未成年の交際等が発覚するが…的内容
・前半から中盤にかけては ふ~んと言う感じで普通かなという印象ですが
ラスト10分でこの物語の様相がガラッと変わる面白さ…
全てがその為のお膳立てだったのか…してやられました(笑
・教室の隅に置かれた道具入れは わざと穴を二つ開けたんだろうと思いますが
そこに生徒が潜んでいる事が分かった途端、その無機質な物自体に目が付いているかの様な
錯覚に陥り 不気味さと禍々しさUPのナイスなアイディアでした
・低予算の作品でしょうが小粒でぴりりと言う感じです
伊藤

伊藤の感想・評価

-
もっと覗きたいし覗くことに対して批判もされたくない、いっそ覗かれる側が悪いんじゃないか?という映画。
多分違う
消費者

消費者の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

舞台はある中学校
校長室で膀胱を受け半裸状態の教師が発見される
変態教師と書かれた紙を首から下げられていた事から不祥事となる事を恐れ校長と教師達は警察への通報をしなかった
事の真相を知る為に教師の1人、森が体育の授業の間に暴行を受けた教師が担任を受け持っていたクラスの持ち物検査を生徒不在の状態で決行する
主人公は過去のトラウマから精神を病んでいたが森に声をかけられ復職したばかりの教師、谷野
彼を含めた教師数人で持ち物検査を進めていくとSMグッズや盗撮写真の入ったカメラなど様々な物が出て来た
更に検査が進めていく内に教師達の秘密まで徐々に浮き彫りになっていく
果たしてクラスで何が起こっていたのか?
という物語

俳優陣が皆、無名だがキャラへの没入度が高く生々しい狂気や異常性を覗かせていて素晴らしかった
20年程前の機材を使用しての撮影による古びた映像も良い空気を生み出していた(その割に極めて現代的な話なのが少し気になりはしたが…)
また生徒がほぼ登場しないままクラスの闇が見えてくる作風も斬新で面白い
教師達が検査を通じて何が起きているのかを推察していく会話劇が主だがそれぞれのキャラや闇の強さによって臨場感もしっかりと感じられて飽きさせない

話が二転三転としていく中でどんでん返しとなる真相が明らかになるがかつて生徒に惚れられていた同僚が揉み合いになっている所を止めようとして女生徒を屋上から落としてしまい死なせてしまったトラウマと現在起きている事の混沌が混じり合い幻覚に呑まれ苦しむ主人公の谷野の壊れ方、膨大な不祥事の発覚を恐れた森がイジメに遭っていて担任との援交もしていた女生徒、曼田を彼女が隠れていた掃除道具入れの穴からモップの柄を突き刺してパニックに陥りベランダから落ちて死んでしまうという終結など異常でありながらも整合性の取れたカオスも迫力があった
カオスという意味では谷野の妄想の中で教師陣が生徒の格好でコミカルにコントめいた演技をする場面もただ下らなくて作品をチープにさせてしまいかねない所をしっかりと狂気的表現に結実していて印象的だ

教師と生徒、教師同士、生徒同士と学内の全ての人間関係が歪でそのどれにも胸糞感がありそれぞれが繋がっていく様も情報過多で分かりづらくなったりする事なくまとまっていたし学生の怖さ、教師の怖さの両方をしっかり感じさせてくれた
学校を舞台とした胸糞作品としてはかなりの良作だと思う
hidehide

hidehideの感想・評価

3.0
6 + 3 の義務教育。高校で 3 、大学で 4 。
ここまでで、
アルバイトで実社会の一端を経験し、
一人暮らしで自活した経験がある人間が、
何人、教師になっているだろうか?
それならば、まだマシではないかと…
大学という『学校』を出て『学校』に就職する。
要するに、実社会経験が『無い』に等しい。
そんな『学校』しか知らない者に、
社会のナンたるか、道徳、倫理、規範、人間関係
その他云々…教えられるワケがない。
…だって、知らないのだから。
…だって、経験した事がないのだから。
2〜3年のキャバ嬢の方が、
善悪、白黒、表裏、人間、そして生き方を
余程、嘘偽りなく、教えられるのではだろうか。
そんな
『井の中の蛙教師』達の最たる映画です。

今でこそ、教師のわいせつ行為や不正等が
稀、ではありますが表沙汰になる時代。
しかしながら、
…今の教育委員会の偉い地位にいる人々と
教師上がりで属している者達は、
そんなわいせつ、不正、それ以上が
公然と黙認、揉み消され、
生徒に『やりたい放題』だった世代の筆頭。
校長上がり、教頭上がり、は、
特にタチの悪い『蛙達』です。
今現在現役の校長、教頭の年齢層、
それら『上』の恩恵を受けた、生き残り世代の
『蛙達』です。
SNSや学校裏サイト等、子供へのネット環境が
スタンダードとなる10年程前までは、
現役で『ご活躍』だったのではないでしょうか。
要するに、作中の教師も現在の教師の大半も
クズばかり、という事です。
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