ゆうゆう

少女ファニーと運命の旅のゆうゆうのレビュー・感想・評価

少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)
4.5
こういう映画を観るといつも考えてしまう。
我が身を危険にさらしてまで、手を差し伸べることができるだろうか?

たぶん当時はそこいらでこういう事があったのだろう。
ひそかに手助けしてくれる人がいる中で、自分の保身のために密告する人もいる。
誰を信じればいいのかわからない。

ファニー、
そんな中でのリーダーはきつい。つらかったよね。
「あなたは頑固だからやり遂げられる」
なんて。他の子とそう違わないのにね。
無理に強くあろうとする姿が健気で愛おしかったです。

ファニー、
ラストの頑張りも偉かったけれど、終盤 見知らぬ家に助けを求めた時あなたが言った
「私はユダヤ人です」
に私は涙がこぼれました。

いい映画でした。
子どもにさえも銃を向ける兵士たち。
これが戦争。
戦争とは人が人の心を失うこと。
ゆうゆう

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