kuzira

エキストランドのkuziraのレビュー・感想・評価

エキストランド(2017年製作の映画)
3.0
ブラックコメディにしては振り切らない中途半端な気がしまして、コメディが中途半端だと悪徳プロデューサーへの憎悪がどんどん蓄積され続けて結果笑うところも笑えないっていう

しかもこの胸糞プロデューサーが本作主人公にして、なんの成長も研げない姿に拳震える
別に映画だし成長しなくても良いのだけど、都合よく気持ちよくはさせてくれないブラックさも同時にこの映画は持ち合わせてる


でも今回、再度認識したのは人って支えられている実感を持つのを認識するのって難しいんだなって思った

フィルムコミッションも勿論そうだけど、それは映画製作だけじゃなくて
身の回りの何から何までそう感じる

第三者だと気付ける事って沢山あって、
感謝はしていても何処かでそこまでしきれてない事ってきっと存在してるんだろうなって

映画も人間も
迷惑いっぱいかけるし、大人の事情も、予想されない事も起こりうる、お金もいっぱいかかるし、リスクも大きい

そんなことをなんとなく感じてて、どことなく自分の在り方を見つめ直すのです


みんなで作った映画と仰っていてその通りだなぁとは思ったんですが、
観ている観客側サイドからするとその皆の中には"お客さん"って含まれてるのかなって感じた

どことなく踏み込めない空気感があった
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