インド映画はどんどんブラッシュアップされている。(そんなにたくさんはみたことないが)
踊りやアクションのダイナミックさも技術の進化に合わせてよりゴージャスなものになっているが、
インド映画にありがちな"このシーンはストーリー上邪魔、テンポが悪い"と感じるシーンはない。
壮大な叙事詩だが、エンターテイメント性があり、娯楽として楽しめるが、ストーリーも充実している。
とくに敵役の王が、ただの嫌なアホではなく強い意思をもった王であること、シヴァガミや王女の気高さ、カッサッパの愛情深さが良い。後編でよりキャラクターが明確になっていてストーリーに入り込める。
戦闘シーンのとんでもなさをもありつつ、まるごと楽しめる映画だった。
このスケールのでかさは、日本や欧米では出せない、インド特有のものだ。
私がみたことのあるインド映画は大体唐突に終わるが、今回はとってもびっくりした。