藪雄祐

バーフバリ 王の凱旋の藪雄祐のレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
-
会社の先輩から勧められ、新宿ピカデリーで観賞。

それまで全くノーマークの作品で、したがって前作も観ていなかった。それもあってか、主人公バーフバリの『父』の物語(=それを殺めた人物の回想にあたる)が映画の半分近くを占めたことに驚き、最初のうちは「いつまで続くの?」と混乱したほど。が、各登場人物のテンションの高さを前にそんなことはすぐどうでもよくなった。

なるほど、先輩が「今川版Gロボみたい」と評したことも頷ける。とにかく(良い意味で)熱苦しい。インド映画によくありがちな唐突な歌と踊りは意外にも少なく、アクションやドラマ展開もうまく練り上げられている。そう、アクションコメディと思って観てたらその正統派ぶりに圧倒されてしまった!!

父バーフバリの非業の死が描かれ早2時間。そこから子バーフバリ=ジブドゥと宿敵バラーラデーヴァとの決戦が描かれるのだが、それもまた怒涛の展開…余韻なく一気にエンドへ突入する。その力業の凄さというか潔さというか…とにかく衝撃的。前作と合わせ改めて見直したい!
藪雄祐

藪雄祐