まっつん

バーフバリ 王の凱旋のまっつんのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
5.0
王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!王を称えよ!!!

何回称えても称え切れない王の中の王がマヒシュマティ王国に帰って来る!!!やはりバーフバリは生きていたんだ!!!

前作同様に始まった瞬間からテンションMAXでぶち上がったまま一瞬で駆け抜ける「王の凱旋」。一応ここからは具体的なレビューということで二部作まとめて書いていこうかなと思います。

まず本作は画面に映るあまりにスケールが大きく、やり過ぎな出来事に圧倒されてしまうんですが、実に繊細かつ緻密にできた映画だなと思いました。具体的にはシーンとシーンの対応、対比のさせ方が抜群に上手い!その点で言うと「王の凱旋」は絶対に「伝説誕生」を観てからじゃないとダメ!!前作と対応しまくりやから!!何と言ってもあのラスト!!「伝説誕生」を観てるともう死ぬほど感動すること間違いなし!泣いた泣いた!!

そして演出も超一級品です。特に本作のバーフバリとデーヴァセーナの共闘シーン。その前からの流れを汲んだスタイリッシュさがありながら、同時にアクション設計として死ぬほど面白く、さらにデーヴァセーナがバーフバリに恋に落ちる瞬間も描いている!よく出来過ぎだよ!!さらにはミュージカルパートも物語を先に進めるためにあるので、ミュージカル映画によくありがちな「歌が入ると話が止まる」ことは一切ないです。むしろ加速して行く。

そしてこの二部作を強烈に引っ張るのがやはりプラバース演じるバーフバリでしょう。かっこよすぎる!もうビックリスペクトというか、カリスマ性が人の形をして歩いてるみたいなもんですよ。そして敵役の扱いも一周回って斬新というか「敵も敵で色々大変なのよね...」というよくありがちな下りは一切なし!「なぜそうなったのか?」というプロセスだけを見せて、最大限のカタルシスを生むことに特化しているわけです。

この二部作はやはりスターウォーズや七人の侍を思い起こすというか、様々な娯楽要素をブチ込むだけブチ込む娯楽映画の極みだと思います。そして本作はそれらの娯楽要素を「足して2で割ったりとかはしない」あたりが素晴らしい。つまりスターウォーズや七人の侍がそうであったように、インド映画だから....とか言うことは一切なく、世界中の誰がどう観たって絶対に面白いエンターテイメントである!という事ですよ!

もう絶対今年一位です!こんなに面白い映画がどこにあるっていうんだ!超オススメ!!!